床ずれ 床ずれは作らない為の「予防」が一番重要です。後ろ足の筋肉が痩せて来ると一番出っ張っている腰骨が危なくなります。また、前肢だけで動ける時期には、擦れによって床ずれになりやすくなるので、その場合は床ずれ予防マットに加えてムートンを使います。後期になり自力で動けなくなったら、腰骨一点に圧がかからないように工夫しなければなりません。 下部に褥瘡(床ずれ)の画像があるので閲覧注意 参考サイト ハンスの床ずれ(参考ブログ)ハンスの床ずれしない為の寝床作り(参考ブログ)動物病院エル・ファーロ(動物病院HP:ハンスはこちらの病院での治療方法で完治)褥瘡の分類(参考サイト)母乳パッドを使用したラップ療法(参考ブログ) 以下は参考画像 床ずれを予防する為に重要な寝床作りの参考画像集↓ ビーズクッションを使った例MOGUフラワークッションを使用。 真ん中の窪みの部分に腰骨がはまるように調整します。 しかし、少しでも犬が動いてズレると意味を成さないので頻繁にチェックが必要。ビーズクッションを使った寝床作りの例一見盛り上がってますが、犬が乗ると体重でちょうど良いバランスになります。ビーズクッションを使った寝床作りの例犬が乗るとビーズが沈んでちょうど良くなるムートンの下は腰骨の箇所だけ空洞を作り、圧がかからないような工夫がされています。床ずれを作らない為の重要なポイントです。上から見た図この上にムートン使用平らの寝床の上に円座を置くと、腰骨は守られてもその周囲の血流が悪くなり、他の箇所が床ずれになります。 寝床に凹凸はつけずに、犬の身体の凹凸に合わせるようなイメージです。外出時の簡易的な休憩時も気をつける理想はいつでも何処でも腰骨が当たらないように気をつける事です。 初めは大変ですが、段々コツを掴めて慣れます。 動けない犬の苦痛を想像しましょう。寝床作りの中身上から見た図。 空洞部分に腰骨が来るように。寝床作りの参考画像横から見た感じです。 シェパードの重さだとこれくらい浮かせても良いくらいかもしれません。 毎回、寝ている犬の腰骨に手を充てがい、一切の圧がかかっていないかを確認してください。横から見た図ムートンを乗せた図寝床作り参考画像並べ替えてみましたが、恐らくこの画像のようにブレスエアー1枚分ではシェパードの重みでは潰れてしまうかと思います。 ブレスエアーでしたら、最低でも3重~4重がベストだと考えます。DM後期以降左右の体位交換だけでなく、伏せの姿勢も取り入れる事。 ※ただし、30~40分以上は血流が悪くなり浮腫の原因になりますので注意 床ずれの画像と治療パッド↓ 極々軽度の床ずれこれはDM中期の頃の擦れによる床ずれです。 皮膚が赤いだけで、初期の床ずれに分類されます。 床ずれ防止マット+ムートンにて改善しています。一番酷い時の床ずれ湿潤療法(ラップ療法)を開始。5日後1日2回ぬるま湯でやさしく洗浄。 消毒はしない。母乳パッドと穴あきビニールでラップ療法。6日後9日後ズイコウパッドズイコウパッド(母乳パッドでも代用可) ページの先頭へ